山日記山日記
天水山 登山レポート|十日町市の松之山口から信越トレイルの道標が立つ山頂へ、天水越のブナ林を往復

写真:山日記(2026年8月14日撮影)/天水山の山頂に立つ信越トレイルの道標

·⛰ 天水山 (1,088m)·新潟県·難易度: 初級·⏱ 約1時間30分〜2時間

天水山 登山レポート|十日町市の松之山口から信越トレイルの道標が立つ山頂へ、天水越のブナ林を往復

2026年8月14日に、新潟県十日町市と長野県栄村の境にある天水山(あまみずやま、1,088m)へ。松之山口から山頂まで片道約1.4kmを往復しました。信越トレイル約110kmの中での天水山の位置を示した図と、行き・帰りを重ねた標高断面、松之山口の駐車場やアクセス林道、歩ける時期、整備協力金など信越トレイルクラブの公式情報をまとめた日帰り登山レポートです。

目次

  1. はじめに
  2. 天水山は、信越トレイルのどこにある?
  3. 歩いたコースと記録
  4. 標高断面で見る、松之山口から山頂まで
  5. 天水越のブナ林(公式の紹介)
  6. 山頂:信越トレイルの道標「7-1」
  7. 松之山口へのアクセスと駐車場
  8. 歩ける時期と、信越トレイルのルール(公式情報)
  9. 歩ける時期
  10. 整備協力金
  11. 信越トレイルトレッキングルール(抜粋)
  12. この日の天気
  13. 計画に役立つQ&A
  14. まとめ
  15. 関連記事

はじめに

2026年8月14日(金)、新潟県十日町市と長野県栄村の境にある天水山(あまみずやま、1,088m)に登ってきました。天水山は、新潟・長野の県境の関田(せきだ)山脈などをつなぐロングトレイル「信越トレイル」の途中にある山です。

この日は、新潟県側の松之山口(まつのやまぐち)から山頂まで、片道約1.4kmを往復しました。13時38分に歩き始めて、15時12分に戻っています。

天水山を選んだのは、新潟百名山の一つだからです。1時間程度で登れる山なので、すぐに登れると考えて、午後からのスタートにしました。登山口までは車で行きました。

天水山は、信越トレイル全体の中では短い寄り道のような登山です。そこでこの記事では、信越トレイル約110kmの中で天水山がどこにあるのかを1枚の図にまとめ、実際に歩いた松之山口〜山頂の道は、行きと帰りを重ねた標高断面で紹介します。駐車場やアクセス林道、歩ける時期などは、信越トレイルを管理するNPO法人信越トレイルクラブの公式サイトで確認した内容です。

この記事のポイント

  • 松之山口から山頂までは片道約1.4km、登り約220m。行き46分、帰り35分で、ヤマレコの記録は合計1時間34分(休憩11分を含む)でした
  • 前半はゆるやかに登り、中盤はほぼ平ら、最後の約0.35kmで約105m登ります(GPSの記録から計算)
  • 山頂には信越トレイルの道標「7-1」が立っていて、深坂峠まで4.1kmと書かれています。この日は山頂からの眺望はなく、公式サイトでも天水山は「眺望はあまり効かない」と紹介されています
  • 天水越のブナ林はきれいでした
  • 登山口までの道中は、道幅がとても狭い道でした。運転には気をつけてください
  • 松之山口の駐車スペースは、公式では3台程度。私が行ったときは、登山口の近くに5台くらい停められそうな未舗装のスペースと、仮設トイレがありました。山頂付近と松之山口付近は、携帯電話がつながりにくい場所として公式FAQに挙げられています

天水山は、信越トレイルのどこにある?

信越トレイルの主な地点の標高を、斑尾山からの距離の位置に並べて直線でつないだ図。斑尾山1,382mから始まり、鍋倉山1,288m、三方岳1,138mを経て、65.7km地点の天水山1,088mを強調。その先は森宮野原駅289mまで下り、苗場山頂2,145mで終わる。下に10のセクションを色の帯で表示
信越トレイルの主な地点を、斑尾山からの距離と標高で並べた図。天水山は斑尾山から65.7km、セクション6と7の境目にあります。地点の間は直線で結んだ目安です。データ:信越トレイルクラブ「セクション概要」。作成:山日記

信越トレイルクラブによると、信越トレイルは長野県の斑尾山から苗場山頂まで、全長約110km(行程図では108.3km)のロングトレイルで、10のセクションに分かれています。天水山はちょうどその中ほどにあり、行程図では斑尾山から65.7km、苗場山頂まで42.6kmの地点です。

  • セクション6(伏野峠〜野々海峠〜深坂峠〜天水山): 12.8km、約7時間。天水山はこのセクションの終わりにあたります
  • セクション7(天水山〜里山出合〜森宮野原駅): 7.2km、4〜5時間。天水山から長い下りが続き、半分は山道、半分は舗装道路です

図を見ると、斑尾山から天水山までは、標高900〜1,400mほどの山や峠がつながっています。天水山を過ぎると、セクション7で森宮野原駅(289m)まで一気に下り、そこから先は苗場山(2,145m)へ向かって登っていきます。

今回登った松之山口からの道は、このトレイル本線から外れた登山道です。信越トレイルクラブは、松之山口周辺を「アプローチトレイル」と呼んでいて、セクション7の案内では「トレイル本線からは外れるが、松之山口付近のブナ林が美しい」と紹介しています。

歩いたコースと記録

項目 内容
日付 2026年8月14日(金)・日帰り
コース 松之山口 → 天水山(往復)
距離 2.8km(片道約1.4km)
登り/下り 220m/216m
時間 13:38〜15:12(行動1時間23分、休憩11分、合計1時間34分)
歩くペース 標準コースタイムの0.9〜1.0倍(ヤマレコの判定)
体力度 1(ヤマレコの判定)
地点 時刻 区間の時間
松之山口(スタート) 13:38〜13:39 −
天水山 14:26〜14:36 行き 46分
松之山口(ゴール) 15:11〜15:12 帰り 35分
  • 区間の時間と時刻は、ヤマレコの記録の表示です
  • 山頂では10分ほど過ごしてから下りています
  • 信越トレイルクラブのセクション6の案内では、天水山から天水山松之山登山口まで「下りで45分程度」とされています。この日の帰りは35分でした

標高断面で見る、松之山口から山頂まで

松之山口から天水山山頂までの標高断面。横軸は松之山口からの距離0〜1.4km、縦軸は標高850〜1,100m。前半約0.76kmで約115m登り、中盤はほぼ平ら、最後の約0.35kmで約105m登る。行きと帰りの線がほぼ重なっている。山頂に写真1の位置を表示
松之山口から山頂までの標高断面。オレンジが行き、青が帰りで、どちらも松之山口からの距離で並べています。写真1は山頂の道標の位置です。作成:山日記

GPSの記録から計算すると、松之山口(約865m)から山頂までの道は、大きく3つに分かれます。

  1. 前半(松之山口から約0.76km): 約115m登ります。平均の傾きは約15%で、ゆるやかに登っていく区間です
  2. 中盤(約0.76〜1.06km): いったん10mほど下って、また少し登り返します。全体としてはほぼ平らな区間です
  3. 最後(約1.06kmから山頂まで): 約0.35kmで約105m登ります。平均の傾きは約30%で、この日の道でいちばん急な区間です

全体では、片道約1.4kmで約225mの登りです(GPSの値)。帰りは、最後の急な区間がそのまま下り始めになります。

天水越のブナ林(公式の紹介)

信越トレイルクラブは、「天水山から天水山登山口にかけて、信越トレイルの中でもひと際美しいブナ林が広がる」と紹介していて、「未来に残したい日本自然百選」の一つにも選ばれていると書いています。地元の松之山自治振興会のサイトでも、松之山口から天水山山頂までの山道は比較的整備されていて、初心者にもおすすめと紹介されています。

実際に歩いてみても、ブナ林はきれいでした。

山頂:信越トレイルの道標「7-1」

天水山 1,088m | 到着 14:26、出発 14:36

天水山の山頂に立つ信越トレイルの道標。「⑦-1 天水山 Mt.Amamizu」「↑深坂峠 4.1km」と書かれている。足元は落ち葉に覆われた道で、まわりは笹や広葉樹の茂み
写真1:天水山の山頂に立つ信越トレイルの道標。「7-1 天水山」「深坂峠 4.1km」と書かれています(14時35分ごろ)。撮影:山日記(2026年8月14日)

山頂には、信越トレイルのマークが入った道標が立っていました。番号は「7-1」で、「天水山」の下に、深坂峠(みさかとうげ)の方向を指す矢印と「4.1km」の表示があります。信越トレイルクラブの行程図でも、天水山から深坂峠までは4.1km(セクション6の8.7km地点から12.8km地点まで)です。

写真では、道は落ち葉に覆われていて、まわりは笹や広葉樹の茂みに囲まれています。信越トレイルクラブのセクション6の案内では、天水山は「眺望はあまり効かない」と紹介されています。

この日は、山頂からの眺望はありませんでした。

松之山口へのアクセスと駐車場

登山口までは車で行きました。道中はとても道幅が狭かったので、運転には気をつけてください。狭い道では対向車とのすれ違いに備えて、スピードを控えめにし、すれ違えそうな場所を意識しながら走ると安心です。

以下は、信越トレイルクラブの公式情報と、私が行ったとき(2026年8月14日)の様子です。

  • 駐車場: 信越トレイルクラブの案内では、松之山口の駐車スペースは「3台程度」です。私が行ったときは、登山口の近くに、5台くらい停められそうな舗装されていないスペースがありました。台数に余裕があるとは限らないので、満車のときの代わりも考えておくと安心です
  • トイレ: 信越トレイルクラブの案内では、松之山口にトイレがあり、セクション6のページでは「バイオトイレ」、セクション7のページでは「簡易トイレ」と書かれています。私が行ったときも、登山口の近くに仮設のトイレがありました。公式FAQによると、周辺道路の冬季通行止めにあわせて、10月下旬からトイレも閉鎖されます
  • アクセス林道: 松之山口へは、大厳寺高原キャンプ場方面からの十日町市林道と、無印良品津南キャンプ場方面からの津南町林道がつながっています。どちらも冬期は閉鎖され、降雪しだいで閉鎖、融雪後に開通します(「アクセス道路の状況」2026年7月9日更新)
  • 近くのキャンプ場: 越後妻有大厳寺高原キャンプ場は、天水山登山口から歩いて20〜30分にある信越トレイルのビジターセンターの一つです。食堂、売店、シャワールームがあり、冬季は休業です(TEL 025-596-2994)
  • 深坂峠方面の道路: 新潟県側(十日町市方面)から深坂峠への村道は、災害復旧工事のため通行止めです(2026年7月9日時点、復旧未定)。松之山口とは別の道ですが、セクション6を歩く計画のときは注意してください
  • 携帯電話: 公式FAQでは、「セクション6 天水山周辺、松之山口周辺(アプローチトレイル)」が、つながりづらい、または圏外になることがある場所として挙げられています。地図は事前にダウンロードしておくと安心です(ヤマレコ)

歩ける時期と、信越トレイルのルール(公式情報)

歩ける時期

  • 信越トレイルクラブによると、信越エリアは世界でも有数の豪雪地帯で、残雪や降雪がなく安心して歩けるのは、例年6月中・下旬から11月上旬までです
  • セクション6と7は、信越トレイルで最も雪解けが遅いセクションとされています。春に計画するときは最新情報を確認してください
  • 関田山脈エリア(セクション1〜7)では、早いと10月中旬から降雪があり、一晩で30cmの積雪になる場合もあります。11月の第2週に入ると主要な峠道が冬期通行止めになります

整備協力金

信越トレイルクラブは、トレイルを歩く人に「整備協力金」をお願いしています。金額は一山行につき一人1,000円以上で、インターネットやビジターセンターで支払えます。納めた人には、毎年色が変わる信越トレイルのタグが送られます。

信越トレイルトレッキングルール(抜粋)

  • トレイル内を歩く(ショートカットしない)
  • 動植物を大切にする。ペットの持ち込みは自粛する
  • ゴミは全部持ち帰る
  • トイレは施設を利用する(携帯トイレの持参を推奨)
  • 事前に情報を集め、計画を立てる

公式サイトでは、登山計画書の提出もすすめています。クマについては、クマ鈴やストックで音を出して存在を知らせ、万が一に備えてベアスプレー(熊よけスプレー)を携行することを推奨しています(熊鈴、熊撃退スプレーの選び方)。

この日の天気

天水山の東にあるアメダス津南(新潟県津南町、標高452m)の観測は次のとおりです。

時刻 気温 降水量 日照時間
13時 29.0℃ 0.0mm 0.4時間
14時 29.6℃ 0.0mm 1.0時間
15時 29.5℃ 0.0mm 1.0時間
16時 27.0℃ 0.0mm 0.3時間
17時 24.6℃ 4.5mm 0.5時間
  • 表の値は、その時刻までの1時間の観測です(例:14時の行は13時〜14時)
  • 歩いていた13時38分〜15時12分ごろは、津南では雨は観測されておらず、日照もありました。写真でも、山頂の道に日が差しています
  • 雨が観測されたのは、下山後の16時〜17時です(4.5mm)

山頂(1,088m)は津南より約640m高いので、一般的な目安(標高が100m上がるごとに約0.6℃下がる)で考えると、14時〜15時ごろの山頂付近は25〜26℃前後だったと考えられます(あくまで目安です)。

計画に役立つQ&A

Q. 天水山は初心者でも登れますか?

A. 松之山口からは片道約1.4km、登り約220mで、ヤマレコの体力度は1でした。ただし、山頂手前の約0.35kmは平均の傾きが約30%の急な登りです(GPSの記録から計算)。信越トレイルクラブは、通常の登山と同じ装備と心構えで歩くよう呼びかけています。

Q. 天水山から信越トレイルをもっと歩けますか?

A. 天水山はセクション6と7の境目です。西へは深坂峠(4.1km)を経て伏野峠まで続くセクション6(12.8km)、南へは森宮野原駅まで下るセクション7(7.2km)が続きます。どちらも松之山口からの往復とは別の計画になるので、公式サイトのセクション案内を確認してください。

Q. 駐車場はたくさんありますか?

A. 信越トレイルクラブの案内では、松之山口の駐車スペースは3台程度です。私が行ったときは、登山口の近くに5台くらい停められそうな未舗装のスペースがありました。登山口までの道は道幅がとても狭いので、運転には気をつけてください。

Q. 山頂からの眺めはありますか?

A. この日は、山頂からの眺望はありませんでした。信越トレイルクラブの案内でも、天水山は「眺望はあまり効かない」と紹介されています。見どころとしては、信越トレイルクラブが紹介している天水越のブナ林のほうが挙げられます。

Q. いつまで歩けますか?

A. 公式FAQでは、10月下旬から初雪の可能性があり、11月上旬には主要道路が冬季閉鎖となるとしています。松之山口へのアクセス林道も、降雪しだいで閉鎖されます。秋に行くときは、出発前に「アクセス道路の状況」のページを確認してください。

まとめ

  • 新潟百名山の一つなので天水山を選び、1時間程度で登れる山なので午後からスタートした。2026年8月14日、車で松之山口へ行き、天水山(1,088m)を往復した。距離2.8km、登り220m、合計1時間34分(ヤマレコの記録)
  • 松之山口からの道は、前半はゆるやかに登り、中盤はほぼ平ら、最後の約0.35kmで約105m登る(GPSの記録から計算)
  • 天水越のブナ林はきれいだった
  • 山頂には信越トレイルの道標「7-1」が立ち、深坂峠まで4.1kmと書かれている。この日は山頂からの眺望はなかった
  • 天水山は信越トレイル約110kmの中ほど、斑尾山から65.7km、セクション6と7の境目にある
  • 登山口までの道は道幅がとても狭いので、運転に注意。駐車スペースは公式では3台程度で、私が行ったときは5台くらい停められそうな未舗装のスペースと仮設トイレがあった
  • 山頂付近と松之山口付近は携帯電話がつながりにくい
  • 歩ける時期は例年6月中・下旬から11月上旬。歩くときは整備協力金(一山行一人1,000円以上)への協力を

おすすめ情報を読み込み中...

執筆・確認

山日記編集部

実際の山行記録や公的機関・自治体の最新情報をもとに、登山ルート・装備・安全対策をわかりやすく整理して発信しています。 登山道・交通・施設情報は変わるため、記事公開後も必要に応じて更新し、最新確認先も案内しています。

このブログについて / 運営方針 / 誤りの連絡