
Ken H, Wikimedia Commons (CC BY-SA 2.0)
武尊山 登山ガイド|群馬の百名山・川場スキー場コースで登る日帰りハイキング
日本百名山・武尊山(2,158m)の登山ガイド。群馬県のグレーディング(体力度3・技術的難易度C)、武尊神社・川場スキー場・武尊牧場の各登山口の公式情報、リフトは積雪期の案内のみ確認できた点、登山カードとクマ対策をまとめました。
目次
この記事は2026年10月10日時点で、群馬県の登山道グレーディング表、群馬県の観光サイト、川場スキー場、みなかみ町、林野庁、オグナほたかスキー場などの公開情報をもとに更新しています。旧版にあった「川場スキー場のリフトを夏に使うのが日帰りの定番」という説明は、公式情報で確認できなかったため削除しました。林道・リフトの運行・クマの出没は変わるため、出発前に最新の情報を確認してください。
武尊山とは
武尊山(ほたかやま)は、群馬県のみなかみ町・川場村・片品村にまたがる標高2,158m(沖武尊)の山で、日本百名山のひとつです。北アルプスの穂高岳と区別するため「上州武尊山」とも呼ばれます。

公式情報で確認できた難易度
群馬県の登山道グレーディング表には、武尊山に関係する区間として、剣ヶ峰山から武尊山(武尊神社・上ノ原)までのルート36が掲載されています。評価は体力度3、技術的難易度C、区間長12.5km、区間タイム5.0時間です。技術的難易度Cは、手を使って越える地形を含む区分です。
群馬県の観光サイトにも、登山道の一部に梯子・鎖があるとの記載があります。ただし、箇所数や位置は公式には確認できませんでした。旧版にあった「鎖場が連続する」「難易度は高くない」といった説明は、根拠を確認できないため削除しています。
区間タイムは休憩を含まない値で、ルート36は縦走区間の評価です。武尊神社から出発して戻る周回全体の公式タイムは確認できていません。
3つのピークを取り違えない
| ピーク | 標高 | メモ |
|---|---|---|
| 沖武尊 | 2,158m | 主峰 |
| 剣ヶ峰山 | 2,020m | 沖武尊の手前のピーク |
| 前武尊 | 2,040m | 別の登山口の記録で名前が出る |
記録を読むときは、「武尊山」が主峰の沖武尊を指しているのか、他のピークまでの所要時間なのかを確認してください。
登山口ごとの情報

武尊神社(裏見ノ滝)側(みなかみ町)
- 登山口の標高は、グレーディング表の起点で約1,100mです。沖武尊までの標高差は、約1,058mになります(算出値)。
- 林野庁の案内では、駐車場は裏見の滝20台、武尊神社10台で、いずれも無料です。混雑する時刻の記載はありません。路上駐車はしないでください。
- 登山口へ至る町道曲玉線について、みなかみ町は降雪時に除雪を行わないとしています。冬期閉鎖期間外でも、残雪で通行できない場合があります。出発前にみなかみ町の最新の通行情報を確認してください。
川場スキー場側(川場村)
川場スキー場の公式サイトで登山向けの案内として確認できたのは、積雪期の雪山登山の案内でした。
- 登山届の提出とココヘリの装着が必須です(積雪期の案内)。
- リフト料金は往復4,500円、片道2,300円、ココヘリのレンタルは1日1,100円です(積雪期の案内)。
- リフトの運行開始は、平日が8:30、土日祝が8:00です。下りの運行は、Dクリスタルエクスプレスが15:45まで、B桜川エクスプレスが16:00までです。
無雪期(夏〜秋)に、同じ経路でリフトが使えるか、登山者を受け入れているかは、公式サイトで確認できませんでした。2026〜27年シーズンの案内には、山頂散策エリア「JOSHU-HOTAKA TREKKING AREA」を本格始動するとの記載があり、本格登山のためのリフト利用には登山届が必要とされています。無雪期にこの経路を使う場合は、計画の前に川場スキー場(0278-52-3346)に運行と受け入れ条件を確認してください。
山と溪谷オンラインには、2026年7月4日に川場スキー場の駐車場から歩いて登った記録があります。この記録では、行程は5:36〜13:43、約8時間で、川場スキー場の駐車場から高手山、西峰、川場スキー場山頂、剣ヶ峰山を経て沖武尊まで往復しています。個人の記録であり、公式のコースタイムではありません。
武尊牧場(ほたか牧場)側(片品村)
群馬県のグレーディング表には、武尊牧場のルートも掲載されています。コースタイムの公式値は確認できていません。ヤマレコの2026年8月10日の記録には、鎖場・ロープ場があること、山頂付近までぬかるみが続くことが書かれています。

登山の時期
旧版にあった「7月上旬〜10月下旬がシーズン」という説明の公式な根拠は確認できませんでした。ヤマレコの記録では、2026年5月31日に裏見ノ滝駐車場から周回した例があり、シャクナゲが咲いていたとされています。7月4日の山と溪谷の記録では、沖武尊の先で残雪が確認されています。年や登山口によって、残雪や林道の状況は変わります。
服装と装備
標高2,158mの稜線は、麓より気温が低く、風も強くなります。手を使う区間があるため、次のような装備を考えます。
- 足首を支える登山靴(鎖・岩場・ぬかるみがあるため、スニーカーは避けます)
- 上下セパレートのレインウェアと、防寒着(レイヤリングの考え方)
- ヘッドランプ、地図アプリ(オフラインで使えるもの)、モバイルバッテリー
- 十分な量の飲料水と行動食
- 手袋(鎖場・岩場で手を使う場合)
日没から逆算する
登りより下りで時間がかかることがあります。日没から逆算して、引き返す時刻を出発前に決めておきます。山頂に着いていなくても、時刻になったら下山に切り替えるという約束事です。リフトや林道のゲートなど、乗り物や施設の時間がある場合は、そちらの締切のほうが先に来ます。
登山届とクマ
- 群馬県は、谷川岳遭難防止条例とは別に、登山カード(書面またはオンライン)の提出を案内しています。オンライン提出は2025年4月15日から可能です。武尊山は、条例による義務提出の対象である谷川岳危険地区ではありません。義務ではなくても、提出をおすすめします。
- 群馬県は、春から秋をクマの活動が活発になる時期として注意を呼びかけています。クマ鈴などの音を出すものを携行し、出発前に県のクマ出没マップで最新の状況を確認してください。
公共交通での行き方について
旧版にあった「沼田駅から関越交通バスで川場スキー場へ約50分」という説明は、公式の時刻や運行情報を確認できなかったため削除しました。登山口までの公共交通については、直通の路線を確認できていません。マイカーを使う場合の駐車場の条件は、上記の各登山口の項を確認してください。
まとめ
- 武尊山は、群馬県の評価で体力度3・技術的難易度Cで、鎖・梯子を含む山です。
- 川場スキー場のリフトを使うルートは、公式に確認できたのは積雪期の案内だけです。夏に使えるかは、スキー場に確認してください。
- 武尊神社側は、町道曲玉線の通行状況と、駐車場(合計30台)に注意してください。
- 登山カードの提出と、クマ出没マップの確認をしてから出かけてください。
参考リンク
- 群馬県 登山道グレーディング
- 群馬県公式観光サイト 武尊山
- 川場スキー場 雪山登山(登山届・ココヘリ・リフト)
- 林野庁 レクリエーションの森 武尊山
- オグナほたかスキー場 アクセス
- 群馬県 クマに関する注意喚起
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最終更新: 2026年10月12日 23:42
執筆・確認
山日記編集部
実際の山行記録や公的機関・自治体の最新情報をもとに、登山ルート・装備・安全対策をわかりやすく整理して発信しています。 登山道・交通・施設情報は変わるため、記事公開後も必要に応じて更新し、最新確認先も案内しています。