山日記山日記
金峰山登山ガイド|五丈岩と奥秩父の大展望・関東から日帰りで歩く百名山

写真:Σ64, Wikimedia Commons(CC BY-SA 3.0)

·⛰ 金峰山 (2,599m)·山梨県・長野県·難易度: 中級·⏱ 瑞牆山荘から往復 約7時間50分〜8時間40分(YAMAP・山と溪谷の記録による目安)

金峰山登山ガイド|五丈岩と奥秩父の大展望・関東から日帰りで歩く百名山

山梨・長野県境の金峰山(2,599m)の登山ガイド。五丈岩と大展望、瑞牆山荘コースと大弛峠コースの距離・累積標高差・標準タイム、山梨峡北交通のバスの時刻、大弛峠の林道の注意点を、2026年10月時点の情報でまとめました。

目次

  1. はじめに
  2. 金峰山の基本情報
  3. 2つのコースを比べる
  4. 金峰山でまず知っておきたいこと
  5. 登山シーズン
  6. 大弛峠の林道(川上牧丘林道)
  7. 五丈岩には登らない
  8. 午後の雷雨
  9. 瑞牆山荘コース
  10. 大弛峠コース
  11. 見どころ
  12. 五丈岩と山頂の展望
  13. アクセス
  14. 公共交通(瑞牆山荘コース)
  15. マイカー
  16. トイレ
  17. 服装・持ち物
  18. 初心者が気をつけたいポイント
  19. まとめ
  20. 参考リンク
  21. 関連記事

この記事は2026年10月10日時点で、山梨峡北交通、山梨市、山と溪谷オンライン、各山小屋の公式情報をもとに更新しています。旧版にあったシャトルバスの運行時期・距離・累積標高差・林道の路面状況に誤りがあったため、確認できた情報に改めました。バスや林道の状況は変わるため、出かける前に必ず公式情報を確認してください。

はじめに

金峰山(きんぷさん)は、山梨県と長野県の県境にある標高2,599mの山で、奥秩父を代表する山です。日本百名山のひとつで、山頂近くにそびえる巨岩・五丈岩(ごじょういわ)が目印です。

山頂近くにそびえる巨大な岩、五丈岩と雲海
写真:Σ64, Wikimedia Commons(CC BY-SA 3.0)

登山口は主に2つあります。瑞牆山荘(みずがきさんそう)から登るコースと、車道の峠である大弛峠(おおだるみとうげ)から登るコースです。この記事では、この2つのコースを、確認できた数値で比較します。

金峰山の基本情報

項目 内容
標高 2,599m
所在地 山梨県北杜市・山梨市、長野県南佐久郡川上村
山域 奥秩父
カテゴリ 日本百名山
主な登山口 瑞牆山荘(標高1,520m)/大弛峠(山梨・長野の県境)
山小屋 富士見平小屋(瑞牆山荘コースの途中)、金峰山小屋、大弛小屋

2つのコースを比べる

金峰山の瑞牆山荘コースと大弛峠コースの距離・累積標高差・標準タイム・バスの時刻を比較した表
瑞牆山荘コースと大弛峠コースの比較(山と溪谷オンライン、YAMAP、Culmina、山梨峡北交通などの情報をもとに作成)
  • 瑞牆山荘コース:往復の標準タイムは約7時間50分〜8時間40分、距離は約10.5km、累積標高差は約1,200mです(YAMAPモデルコース、山と溪谷オンラインの記録)。旧版は「約16km・累積約1,130m」としていましたが、確認できた数値と合わないため改めました
  • 大弛峠コース:朝日岳経由で往復約4時間、距離約8.1km、累積標高差約575mです(Culmina)。旧版の「累積約240m」は実際より小さい数値でした

金峰山でまず知っておきたいこと

登山シーズン

金峰山は標高が高く、残雪期や冬は雪山の装備が必要です。山と溪谷オンラインの瑞牆山荘の情報(2026年2月)では、2月時点で金峰山にはしっかり雪があり、アイゼンやストックなどの冬装備が必要で、例年この時期の金峰山はピッケルと前爪アイゼンが必要と案内されています。季節ごとの状況は、山小屋や山岳情報サイトの最新情報で確認してください。

大弛峠の林道(川上牧丘林道)

山梨市の公式案内によると、大弛峠は自家用車で行ける峠として日本一標高が高く、柳平〜大弛峠間の県営林道(川上牧丘線)は11人乗り以上の車は乗り入れ不可で、冬期閉鎖があります。山梨県側は大弛峠まで全面舗装されています(長野県側は未舗装)。ただし、駐車台数が少ないので注意が必要です。旧版の「未舗装の林道」は山梨側については誤りでした。

山梨県の県営林道通行規制情報によると、2026年は工事のため、柳平ゲートから大弛峠までの区間が次の日時に車両通行止めになります。

  • 2026年10月28日(水)18:00〜10月29日(木)17:00
  • 2026年11月8日(日)18:00〜11月13日(金)17:00

冬期閉鎖の日程は公式でご確認ください。通行の可否は、山梨県の県営林道通行規制情報で確認してください。

五丈岩には登らない

五丈岩は、ロープや岩登りの技術がないと危険です。登山道から眺めて楽しむ対象と考え、無理に取り付かないようにしましょう。

午後の雷雨

標高が高い稜線では、夏の午後に天気が崩れやすくなります。山頂には午前中に着くよう計画し、早めに下山しましょう。

瑞牆山荘コース

瑞牆山荘(標高1,520m)から、富士見平小屋・大日小屋・砂払ノ頭を経て山頂へ向かうコースです。

岩がちな金峰山の山頂付近の稜線と、遠くに広がる山並み
写真:Σ64, Wikimedia Commons(CC BY-SA 3.0)
  • 標準タイムの目安:瑞牆山荘→大日小屋まで約1時間50分、砂払ノ頭まで約3時間20分、山頂まで約4時間20分とする記録があります。下りを含む往復で約8時間前後を見込んでください
  • 瑞牆山荘:標高1,520m。2026年の通常営業は3月10日からで、宿泊は予約制です(山と溪谷オンライン。電話0551-45-0521)
  • 富士見平小屋:公式サイトによると、テント場があります。営業期間や料金は毎年変わるため、公式サイトで確認してください
  • 金峰山小屋:山頂の下にある小屋です。営業期間や料金は公式サイトで確認してください

旧版の大日岩・砂払ノ頭の区間ごとのコースタイムは、公式の数値で確認できなかったため削除しました。

大弛峠コース

大弛峠から、朝日岳を経て山頂へ向かう、距離の短いコースです。往復約4時間、距離約8.1km、累積標高差約575mが目安です。

大弛峠の駐車場と、背後に広がる樹林
写真:Σ64, Wikimedia Commons(CC BY 3.0)

標高2,300m台から歩き始めるため、距離は短くても高所に慣れていないとつらく感じることがあります。出発前に水分をとり、最初はゆっくり歩きましょう。公共交通でのアクセスは確認できなかったため、マイカーが前提です。

見どころ

五丈岩と山頂の展望

山頂付近の巨岩・五丈岩が、金峰山のシンボルです。山頂からは、天気がよければ富士山や周辺の山々を眺められます。見える山の名前は、当日の天気や空気の澄み方によって変わります。

金峰山の岩峰と、雲海の向こうに見える山並み
写真:Σ64, Wikimedia Commons(CC BY-SA 3.0)

アクセス

公共交通(瑞牆山荘コース)

2026年は、山梨峡北交通の「茅ヶ岳みずがき田園バス」の韮崎瑞牆線が、JR韮崎駅〜みずがき山荘を運行します。運行期間は2026年4月4日〜11月23日です。

  • 平日ダイヤの韮崎駅発は、8:50・9:35・12:40・13:30・14:50など。みずがき山荘着は、8:50発で10:05です
  • みずがき山荘発は、平日で9:20・10:30・11:30・13:05・14:25・15:25、土日祝はさらに16:25もあります(時刻は変更されるため、必ず時刻表で確認)
  • 運賃は、運賃表で確認してください(片道2,500円とする情報があります)
  • 台風などで、直前に運休することがあります

バスの日帰りは、時間に余裕がありません。 往復の標準タイムは約8時間、バスの到着は早くて10時台なので、最終バスに間に合わない可能性があります。バスで行く場合は、富士見平小屋などでの宿泊を検討してください。旧版にあった「清里駅からのバス」は、確認できなかったため削除しました。

マイカー

  • 瑞牆山荘コース:瑞牆山荘の駐車場を利用します。駐車場の台数・料金は確認できなかったため、山荘などに確認してください
  • 大弛峠コース:山梨側(川上牧丘林道)は、柳平から先が11人乗り以上の車は通行不可で、冬期閉鎖があります。長野側は未舗装です。駐車台数が少ないので、早めに到着しましょう

トイレ

山と溪谷オンラインの情報では、瑞牆山荘の駐車場のトイレは冬期は閉鎖されます。大弛峠には、駐車場と小屋にそれぞれトイレがあります(山梨市)。山頂付近のトイレの有無は、山小屋に確認してください。

服装・持ち物

標高2,500m前後の稜線は、夏でも風が強く、気温が低くなることがあります。レインウェアと防寒着は必ず携行しましょう。

  • レインウェア(防風にも使えます)
  • フリースまたは薄手のダウンなどの防寒着
  • グローブ、帽子
  • ミドルカット以上の登山靴
  • ヘッドライト(日帰りでも持つ)
  • 水分、行動食
  • 地図アプリ(YAMAP・ヤマレコなど)、モバイルバッテリー
  • 残雪期・冬は、チェーンスパイクや軽アイゼンなどの雪の装備

初心者が気をつけたいポイント

  • 瑞牆山荘コースは行程が長い:往復約8時間、累積約1,200mです。朝早く出発しましょう
  • 高所に注意:大弛峠コースは登山口の標高が高いので、頭痛や吐き気を感じたら無理をせず引き返します
  • 天候が悪い日は稜線に出ない:視界が悪いと道迷いのおそれがあります
  • 下山を急がない:疲れが出る下りで、足元に注意しましょう

まとめ

金峰山は、五丈岩と大展望が魅力の、奥秩父を代表する百名山です。

  • 距離と時間の目安は、瑞牆山荘コースが往復約8時間(約10.5km・累積約1,200m)、大弛峠コースが往復約4時間(約8.1km・累積約575m)
  • バスで行く場合は、2026年の運行期間は4月4日〜11月23日。日帰りは時間が厳しいので、宿泊も検討
  • 大弛峠の林道は、11人乗り以上は通行不可で、冬期閉鎖がある。2026年10月28日18:00〜29日17:00と11月8日18:00〜13日17:00は工事で通行止め

参考リンク

関連記事

最終更新: 2026年10月24日 23:41

執筆・確認

山日記編集部

実際の山行記録や公的機関・自治体の最新情報をもとに、登山ルート・装備・安全対策をわかりやすく整理して発信しています。 登山道・交通・施設情報は変わるため、記事公開後も必要に応じて更新し、最新確認先も案内しています。

このブログについて / 運営方針 / 誤りの連絡