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弥彦山 登山レポート|表参道で彌彦神社から山頂の御神廟へ歩いて往復

写真:Koda6029, Wikimedia Commons(CC BY-SA 4.0)/東南東の田園から望む弥彦山(2015年6月)

·⛰ 弥彦山 (634m)·新潟県·難易度: 初級·⏱ 約3〜4時間30分

弥彦山 登山レポート|表参道で彌彦神社から山頂の御神廟へ歩いて往復

新潟県弥彦村の弥彦山(634m)に、妹と一緒に彌彦神社から表参道で登りました。2026年5月3日のGPS記録をもとに、コースタイム、雨の翌日で滑りやすかった登山道の様子、山頂の御神廟から望む越後平野、展望食堂での休憩、同じ道を歩いて戻った下山までをまとめた日帰り登山レポートです。

目次

  1. はじめに
  2. 弥彦山はこんな山
  3. 弥彦山の詳細
  4. 登山ルート
  5. 山行記録
  6. アクセス・スタート
  7. 彌彦神社にお参り
  8. 登山道入口から五合目へ
  9. 五合目から九合目へ
  10. 九合目から山頂・御神廟へ
  11. 展望食堂の付近で休憩
  12. 下山
  13. この日の天気
  14. 表参道を歩くときのポイント
  15. 雨のあとは岩の上で滑りやすい
  16. 合目表示を目安にペースをつかむ
  17. 登りか下りの片道をロープウェイにする手もある
  18. 駐車場は長時間向けの場所を選ぶ
  19. 低山でも水分と熊対策を
  20. まとめ
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はじめに

弥彦山は、新潟県弥彦村にある標高634mの山です。越後平野の真ん中、日本海に面してそびえる山で、北隣の多宝山と並んだ双耳峰の姿をしています。麓には「おやひこさま」と親しまれる越後一宮・彌彦神社があり、山頂にはその御祭神をまつる御神廟があります。

標高の634mは、東京スカイツリーと同じ高さです。以前登った岩殿山も同じ634mです。

今回は2026年5月3日に妹と一緒に、彌彦神社にお参りしてから表参道を歩いて山頂の御神廟まで登り、同じ道を歩いて下りました。山頂付近にはロープウェイもありますが、この日は使わずに歩いて往復しています。

弥彦山に決めたのは、妹と一緒に登山に行こうという話になったのがきっかけです。妹は登山初心者で、その妹が「弥彦山がいい」と言ったので、行き先が決まりました。実際に登ってみると、子どもや年配の方もたくさん歩いていて、初心者でも登りやすい山だと感じました。

この記事では、ヤマレコに残したGPS記録をもとに、コースタイムと区間ごとの様子、歩いてみて感じたことをまとめます。

弥彦山はこんな山

  • 彌彦神社から表参道で登れる、新潟を代表する信仰の山
  • 標高634m、表参道登山口から山頂までの目安は約1時間30分(弥彦観光協会)
  • 登山道は整備されていて、一合目〜九合目の合目表示がある
  • 山頂には彌彦神社の御神廟がある
  • 山頂近くまでロープウェイや弥彦山スカイラインで上がれるので、登りか下りの片道だけロープウェイを使うこともできる
  • 今回の記録は、距離7.4km、登り626m、休憩込みで約4時間30分

弥彦山の詳細

  • 所在:新潟県西蒲原郡弥彦村
  • 標高:634m
  • 難易度:★★☆☆☆
  • 見晴らし:★★★★☆
  • 駐車場:あり(彌彦神社周辺。登山で長時間停める場合は競輪第1駐車場などを使うよう案内あり)
  • トイレ:あり(彌彦神社、山頂付近。今回はどちらも使いましたが、とてもきれいでした)
  • 山小屋・山荘:なし(山頂付近に展望食堂・売店あり)
  • 山開き:4月上旬、山じまい:12月上旬ごろ(時期や状況により変更あり)

弥彦観光協会によると、土産物店街の向かいにある神社脇の駐車場は、彌彦神社の参拝者向けに比較的短い時間で使ってもらう駐車場です。登山やトレッキングで長時間停める場合は、神社の東側にある競輪第1駐車場などを使うようお願いが出ています。

登山ルート

今回歩いたのは、彌彦神社から表参道で山頂の御神廟まで登り、九合目の先にある展望食堂の付近で休憩してから、同じ表参道を下る往復コースです。

地点 時刻
スタート 9:01
彌彦神社 9:11〜9:12
登山道入口 9:17〜9:18
五合目 9:58
九合目 10:30
弥彦山 山頂(御神廟) 10:41〜10:48
九合目 11:01〜11:04
展望食堂付近(休憩) 11:05〜11:44
ロープウェイ山頂駅付近 11:56〜11:58
九合目 12:07〜12:08
五合目 12:39〜12:40
登山道入口 13:18
彌彦神社 13:23
ゴール 13:31
  • 距離:7.4km
  • 登り:626m/下り:629m
  • 行動時間:4時間24分(歩いた時間3時間30分、休憩54分)
  • ペース:ヤマレコの標準コースタイムの0.9〜1.0倍(標準ペース)
弥彦山の表参道を往復した日の標高グラフ。登山道入口9:17、五合目9:58、九合目10:30、山頂10:41、展望食堂付近で休憩、下りは五合目12:40、登山道入口13:18
この日の標高グラフです。ヤマレコのGPS記録(距離・標高・通過時刻)をもとに作りました。登りは登山道入口から山頂まで約1時間23分、下りは九合目から登山道入口まで約1時間10分でした。作成:山日記

山行記録

アクセス・スタート

今回は車で行き、神社に近い駐車場に停めました。GW中ということもあって駐車場はかなり混んでいましたが、周辺には第二・第三駐車場などもあるので、どこかしらには停められると思います。

9:01に歩き始め、10分ほどで彌彦神社に着きました。

電車の場合は、JR弥彦線の弥彦駅から彌彦神社まで徒歩約15〜20分です(にいがた観光ナビ、弥彦山ロープウェイ公式サイト)。車で登山に行く場合は、停める場所に注意してください。前の章のとおり、土産物店街の向かいにある神社脇の駐車場は、彌彦神社の参拝者が短い時間で使うための駐車場です。登山で長時間停めるときは、弥彦観光協会の案内どおり、神社東側の競輪第1駐車場など競輪場の駐車場を使いましょう。

彌彦神社にお参り

登山の前に、まずは彌彦神社にお参りしました(9:11〜9:12)。彌彦神社は越後開拓の祖神・天香山命(あめのかごやまのみこと)をまつる越後一宮で、弥彦山の山頂にはこの神様と妃神をまつる御神廟があります。麓でお参りしてから山頂の御神廟を目指すのは、弥彦山ならではの登り方です。

彌彦神社の拝殿
彌彦神社の拝殿。写真は2014年11月に撮影されたものです。写真:Kakidai, Wikimedia Commons(CC BY-SA 4.0)

実際にお参りしてみると、境内はとても厳かな雰囲気でした。

登山道入口から五合目へ

神社から5分ほどで表参道の登山道入口に着き、9:18に登り始めました。登山道入口の標高はGPSで約90mなので、山頂までは500m以上の登りになります。

五合目には9:58に着いたので、登山道入口から約40分です。GPSの記録では、この区間で標高を約270m上げていて、序盤からしっかり登る道でした。

この日は雨が降った翌日だったので、登山道はとても滑りやすくなっていました。登山道は基本的に整備されていますが、ところどころ岩の上を歩く所や、岩がむき出しになっている所があり、そうした場所は特に滑りやすかったです。

五合目から九合目へ

五合目からは、さらに約30分で九合目に着きました(10:30)。標高は約570mまで上がり、この区間でも約200m登っています。前の区間と同じく、岩が出ている所は雨のあとだと滑りやすいので、足元を確かめながら進むのがおすすめです。

九合目から山頂・御神廟へ

九合目からは11分ほどで山頂に着きました(10:41)。山頂には彌彦神社の御神廟があり、ここで7分ほど過ごしてから(10:48)、九合目のほうへ戻りました。

弥彦山頂の看板と、奥に広がる越後平野
弥彦山頂の看板(2022年5月撮影)。写真:Rebirth10, Wikimedia Commons(CC BY 3.0)

山頂では、御神廟でお参りをしました。山頂からは越後平野が一望でき、とてもきれいな景色でした。

にいがた観光ナビによると、御神廟からは佐渡や越後平野、遠くは能登半島まで、360度見渡せるそうです。弥彦山ロープウェイの公式サイトでも、山頂からは日本海や越後平野を望めると紹介されています。

展望食堂の付近で休憩

山頂から九合目に戻り(11:01〜11:04)、そこから1分ほどの展望食堂の付近で、11:05から11:44まで約40分休憩しました。そのあとロープウェイ山頂駅の付近まで行き(11:56〜11:58)、展望食堂の前を通って九合目に戻りました。

弥彦山の九合目付近から見下ろした越後平野と弥彦村の街並み
九合目のロープウェイ山頂駅付近から見た越後平野。手前が弥彦村、奥が燕市の市街地です(2020年6月撮影)。写真:Drph17, Wikimedia Commons(CC BY 4.0)

休憩中は、展望食堂でラーメンとカレーを食べました。値段はラーメンもカレーも1品1,000円くらいで、山頂の食堂にしてはコスパがよいと感じました。

展望食堂は展望ビルの2階にあり、4〜11月末の土日祝日のみ営業しています(10:00〜15:00ラストオーダー)。平日に登る場合や食事を予定している場合は、事前に営業日を確認しておくと安心です(2026年10月時点の弥彦山ロープウェイ公式サイト)。

弥彦山ロープウェイは、山麓駅から山頂駅まで約5分です。料金は大人片道800円・往復1,500円で、彌彦神社の拝殿脇から山麓駅まで無料の送迎バス(約2分)が出ています。山頂駅の周辺には、高さ100mの回転昇降式展望塔「パノラマタワー」もあります。登りは歩いて、帰りだけロープウェイで下りることもできます(2026年10月時点の公式情報)。

弥彦山ロープウェイの山頂駅と、奥にそびえる多宝山
弥彦山ロープウェイの山頂駅と、奥に見える多宝山(2020年6月撮影)。写真:Drph17, Wikimedia Commons(CC BY 4.0)

下山

12:08に九合目を出て、登りと同じ表参道を歩いて下りました。五合目には12:39に着き(12:40発)、登山道入口には13:18に下りてきました。九合目から登山道入口までは約1時間10分で、登り(約1時間12分)とほぼ同じくらいかかっています。

下りは、登りで感じたとおり雨の翌日で滑りやすかったので、岩が出ている所などでは特に足元に気をつけながら歩きました。

登山道入口から5分ほどで彌彦神社に戻り(13:23)、13:31にゴールしました。

この日の天気

新潟地方気象台(新潟市)の観測では、2026年5月3日の9時〜14時は晴れときどき曇りで、気温は約20〜27℃でした。新潟市で雨が観測されたのは15時以降で、行動していた時間帯には雨は記録されていません。ただ、新潟市は弥彦山から約30km離れているので、あくまで目安です。

なお、前日の5月2日にも新潟市で合計3.5mmの雨が観測されています(5月1日は7.5mm)。登山道が滑りやすかったのは、この前日までの雨の影響だと考えられます。

表参道を歩くときのポイント

雨のあとは岩の上で滑りやすい

今回は雨が降った翌日に歩いたので、登山道がとても滑りやすくなっていました。表参道は基本的に整備されていますが、岩の上を歩く所や岩がむき出しになっている所は特に滑りやすく、下りでは特に気をつける必要がありました。雨のあとに登るときは、靴底のグリップがしっかりした登山靴を履き、岩の上では一歩ずつ足場を確かめながら歩くと安心です。

合目表示を目安にペースをつかむ

表参道には一合目から九合目までの合目表示があります。今回は、登山道入口から五合目まで約40分、五合目から九合目まで約30分、九合目から山頂まで約10分でした。弥彦観光協会の目安(表参道登山口から山頂まで約1時間30分)ともほぼ同じなので、合目ごとの時間を見ながら歩くとペースをつかみやすいです。

登りか下りの片道をロープウェイにする手もある

子どもや年配の方も登っている山ですが、往復とも歩いてみると、思っていたより体力が必要でした。体力や時間に不安があるときは、登りか下りのどちらか一方だけロープウェイを使うこともできます。ロープウェイの運行時間や定休日は季節によって変わるので、使う予定がある場合は事前に公式サイトで確認しておくと安心です。

駐車場は長時間向けの場所を選ぶ

車で行く場合、神社脇の駐車場は参拝者向けの短時間利用が前提です。登山で数時間停めるなら、弥彦観光協会の案内どおり、競輪第1駐車場など長時間向けの駐車場を使いましょう。

低山でも水分と熊対策を

今回は休憩込みで約4時間30分、距離7.4kmを歩いています。標高634mの低山でも、往復すると結構体力を使うので、水分と行動食は多めに持っていくと安心です。新潟県内の山では熊の出没情報もあるので、熊鈴など基本的な対策もしておきましょう。

まとめ

  • 弥彦山は、彌彦神社にお参りしてから表参道で山頂の御神廟を目指せる、新潟の信仰の山
  • 今回は2026年5月3日に表参道を歩いて往復。距離7.4km、登り626m、休憩込みで約4時間30分
  • 登山道入口から山頂までは約1時間23分、九合目から登山道入口までの下りは約1時間10分
  • 雨の翌日は、岩の上や岩がむき出しの所がとても滑りやすいので、特に下りは足元に注意
  • 九合目の先には展望食堂やロープウェイ山頂駅があり、休憩しやすい。展望食堂のラーメンやカレーは1品1,000円くらい
  • 登りか下りの片道だけロープウェイを使うこともできる
  • 車で行くなら、長時間向けの駐車場を使う

全体を通して、子どもや年配の方も登っている山とはいえ、実際に歩いてみると結構体力が必要だと感じました。ただ、弥彦山にはロープウェイがあるので、登りか下りのどちらか一方をロープウェイに頼るのも悪くない選択肢だと思います。今回は往復とも歩きましたが、体力に自信がないときや、登山に慣れていない人と一緒に行くときは、片道だけロープウェイにする計画もおすすめです。彌彦神社へのお参りとあわせて、初めての登山を楽しみたい人にもぴったりの山です。


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執筆・確認

山日記編集部

実際の山行記録や公的機関・自治体の最新情報をもとに、登山ルート・装備・安全対策をわかりやすく整理して発信しています。 登山道・交通・施設情報は変わるため、記事公開後も必要に応じて更新し、最新確認先も案内しています。

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