
登山ザックの選び方完全ガイド|容量・用途別おすすめ20選【初心者〜上級者】
登山ザックの選び方を、モンベルなどの情報をもとに整理。日帰り(20〜25L)・山小屋泊(30〜40L)・テント泊(50L以上)の容量の目安、背面長の測り方、試着のフィッティング手順、おすすめ比較表(価格・仕様は販売ページで確認)を紹介します。
目次
この記事は2026年10月11日に、モンベルと山と溪谷社系メディア「山のモノ」の情報をもとに書き直しました。比較表には、楽天などの商品へのリンク(広告)が含まれます。価格・仕様・販売状況は変わるため、購入前に販売ページで確認してください。旧版にあった「2〜3万円以上のモデルを選ぶ」「空のザックの重さ」などの根拠のない目安は削除しました。
登山を始めるとき、最初に悩む装備のひとつがザック(バックパック)です。足元を支える登山靴と並んで、背負い心地は、歩きやすさに直結します。
結論(2026年10月11日時点)
- 容量の目安は、モンベルによると、日帰りが20〜25L(装備を厳選すれば15Lも可)、山小屋泊が30〜40L、テント泊が50L以上です。
- 最も大切なのは、自分の背面長に合うかどうかです。第7頸椎から腰骨の上端までを測ります。
- 買うときは、荷物を入れて試着します。モンベルは、薄着で約10kgの荷物を入れ、ヒップベルトを腰骨で固定する手順を案内しています。
- 大きすぎる容量を選ぶと、荷物が動いて重心が安定しにくくなります。


ザックの容量はどう選ぶ?
容量はリットル(L)で表されます。まず、どんな登山をするかで決めます。モンベルの「バックパックの選び方」では、次の目安が示されています。
日帰り登山|小型パック 20〜25L
コースや時季にもよりますが、基本の装備と食料を合わせて20〜25Lが標準的です。装備を厳選して軽量化すれば、15Lでも対応できるとされています。日帰りでも、ヘッドランプ、救急セット、エマージェンシーシートは必ず携行します。地図とコンパスも必携です(モンベル)。
山小屋泊|中型パック 30〜40L
日帰りの基本装備に加えて、宿泊用のシーツや寝袋、防寒着、着替え、洗面用具、数日分の食料が増えます。このため、30〜40Lが適しています(モンベル)。
テント泊|大型パック 50L以上
テント、寝袋、マット、調理器具など、必要な装備が大幅に増えます。宿泊日数にもよりますが、50L以上の大型パックが適しています(モンベル)。
旧版にあった「10〜20L」「35〜50L」「50〜70L以上」という区分と、各区分の使い方の説明は、モンベルの区分と一致しないため削除しました。
ザック選びのポイント
1. 背面長
ザック選びでいちばん大切なのは、自分の体に合っているかです。自分に合ったサイズを選ぶために、背面長を測ることは重要とされています(山のモノ)。
- 背面長は、首を下げたときに最も出っ張る第7頸椎から、腰骨の上端までを測ります(山のモノ)
- 小型・中型パックの背面長は、ほとんどがワンサイズで、調節できません。大型パックには、ハーネスの高さを変えて背面長を調節できるモデルもあります(モンベル)
- 登山専門店では、背面長を測るフィッティングツールを使えます(山のモノ)
2. 試着のフィッティング(モンベルの中型パックの例)
モンベルは、中型パック(30〜45L)のフィッティング方法を、次のように案内しています。
- できるだけ薄着で、使用時に近い状態として、約10kgの荷物をパックに入れる
- パックを背負い、腰骨の左右の出っ張りをランバーパッドの中央で包み込むように、ヒップベルトを固定する
- ショルダーストラップを引いて、ショルダーハーネスが体に密着するようにする
- 背中とパックの間にすき間がないか、鏡で確認する(家族や友人に手伝ってもらう)
- スタビライザーで、パックを体に引き寄せる。チェストストラップは鎖骨から5cmぐらい下で留める
バックパネルとショルダーハーネスが、体にすき間なく接している状態が「ジャストフィット」です。肩の負担が軽くなり、重心位置が体に近くなるため、歩行時のバランスが取りやすくなります(モンベル)。
3. 女性・体格が小さめの方
モンベルは、チャチャパック、キトラパック、ヌプリパックに、背面長を短く設定した女性用(women's)モデルを用意しています(身長145〜160cm対応と案内。ただし、これは2012年の案内です)。最新のモデルとサイズは、販売ページで確認してください。
4. 機能・使い勝手
| 機能 | 内容 |
|---|---|
| レインカバー | 付属するモデルと、別売のモデルがあります。購入前に確認してください |
| ハイドレーション対応 | チューブを出して、歩きながら水を飲める |
| トレッキングポール取り付け | 使わないポールをザックに付けておける |
| ヘルメットホルダー | 岩場のある山で便利なことがあります |
| 気室分割 | 上下に分かれ、荷物を整理しやすい |
容量別おすすめ登山ザックの比較
候補を見比べたい人向けに、比較表を用意しました。容量で絞り込みながら、ブランド・価格・特徴を確認できます。価格・仕様・販売状況は変わるため、購入前に販売ページで確認してください。
ザック選びでよくある失敗
「ネットで買ったら、サイズが合わなかった」
ザックは、背負ってみて初めて分かる部分が多い装備です。モンベルストアでは、中型パックの購入時に、スタッフがフィッティングをしてくれると案内されています(店舗や対象は、公式サイトで確認してください)。可能なら、登山専門店で試着してから購入しましょう。
「大きいほうが安心と思って、大きなサイズを買った」
荷室が余ると、中身が動いて重心が安定しにくくなります。用途に合った容量の目安から選びましょう。
パッキングの考え方
筆者の考えとして、次の点を意識するとよいと思います。
- 重心は体に近く:モンベルも、ジャストフィットで重心位置が体に近くなると説明しています
- レインウェアは取り出しやすい場所に:急な雨に備えます
- 水・行動食は外ポケットなどに:歩きながら取り出しやすくなります
- ストラップで荷物を安定させる:歩いて、揺れないか確認します
まとめ
| ユースケース | 容量の目安(モンベル) |
|---|---|
| 日帰り登山 | 20〜25L(装備を厳選すれば15L) |
| 山小屋泊 | 30〜40L |
| テント泊 | 50L以上 |
ザックは、自分の体に合うかどうかが大切です。背面長を測り、荷物を入れて試着してから、自分の山行スタイルに合う一本を選んでください。
参考リンク
- モンベル「登山スタイルに合わせて最適なパックを―バックパックの選び方―」
- モンベル「中型バックパックのフィッティング方法」(2012年掲載)
- モンベル「女性の体格にフィットする専用設計のバックパック」
- 山のモノ「登山ザックの背面長の測り方・フィッティング・正しい背負い方」
登山装備選びについては他の記事もご覧ください。
最終更新: 2026年10月12日 23:42
執筆・確認
山日記編集部
実際の山行記録や公的機関・自治体の最新情報をもとに、登山ルート・装備・安全対策をわかりやすく整理して発信しています。 登山道・交通・施設情報は変わるため、記事公開後も必要に応じて更新し、最新確認先も案内しています。