
写真:TarnishedPath, Wikimedia Commons(CC BY-SA 4.0)
FUJI NAVIの使い方|静岡県側の富士登山アプリで事前登録・入山証を取得する流れを解説
静岡県側の富士宮・御殿場・須走ルートで必要になる「静岡県FUJI NAVI」の使い方を解説。2026年5月8日に始まった事前登録、新規登録、事前学習、入山料4,000円の支払い、入山証QRコードの表示までを順番にまとめました。
目次
- 先に結論
- FUJI NAVIとは
- FUJI NAVIでできること
- まず知っておきたいポイント
- FUJI NAVIの使い方【全体の流れ】
- STEP 1:アプリをダウンロードする
- STEP 2:新規登録する
- 新規登録で注意したいこと
- STEP 3:事前学習とテストを済ませる
- STEP 4:チケットを購入する
- STEP 5:登山者情報を入れてQRコードを発行する
- STEP 6:当日は登山口で入山証を見せる
- 同行者に入山証を分配する方法
- 地図・通知機能の使い方
- 地図機能
- プッシュ通知
- 位置情報
- FUJI NAVIでつまずきやすいポイント
- 毎年同じアカウントで入れない
- 日帰り予定なのに14時を過ぎそう
- 人数を間違えて登録した
- 登山日・ルート・日帰り/宿泊を変えたい
- スマホがない場合は?
- FUJI NAVIを使う前に準備しておくもの
- まとめ
- 関連記事
この記事は2026年5月15日時点で公開されている富士登山オフィシャルサイトの静岡県側案内・2026年5月14日公開の静岡県側ルート登山規制のお知らせ・静岡県FUJI NAVIアプリ ユーザーマニュアルをもとにまとめています。2026年の事前登録は5月8日から受付中です。運用画面やルールは変更されることがあるため、実際に手続きする前に公式サイトも確認してください。
先に結論
静岡県側のFUJI NAVIを使った2026年の事前登録は、5月8日から受付中です。
受付期間は2026年5月8日〜9月10日です。静岡県側3ルート(富士宮・御殿場・須走)から登る予定が決まったら、早めに登録・事前学習・入山証(QRコード)取得まで済ませておくと当日の手続きがスムーズです。
FUJI NAVIとは
FUJI NAVIは、静岡県側から富士山に登る人向けの公式アプリです。
2026年の静岡県側の富士登山では、富士宮ルート・御殿場ルート・須走ルートを使う場合、FUJI NAVIをダウンロードして事前登録を行い、入山証(QRコード)を取得する必要があります。
逆にいうと、山梨県側の吉田ルートでは別の手続きになるため、FUJI NAVIが必要なのは静岡県側3ルートを使うケースです。
事前登録を済ませた人は、登山口で入山証を提示してリストバンドを受け取り、登山道入口のスタッフにリストバンドを見せて入山します。2026年は、FUJI NAVIで事前登録した人に各登山口で記念品の缶バッチを配布する案内も出ています。
FUJI NAVIでできること
FUJI NAVIには、主に次の機能があります。
- 入山料の支払いと入山証(QRコード)の取得
- 事前学習テストの受検
- 富士山エリアの地図表示
- 気象情報・緊急情報のプッシュ通知
- 富士山エリア内での位置情報取得
- 現在地高度や目的地までの所要時間検索
- 7言語対応(日本語・英語・韓国語・中国語繁体字/簡体字・タイ語・ベトナム語・インドネシア語)
特に大事なのは、「静岡県側の入山手続きがこのアプリにまとまっている」ことです。登山当日は、登山道入口でこのアプリ内の入山証QRコードを係員に見せます。
まず知っておきたいポイント
- 事前登録は2026年5月8日から受付中
- 受付期間は2026年5月8日〜9月10日
- 開山期間中の静岡県側登山が対象(須走口は7月1日、富士宮口・御殿場口は7月10日開山予定)
- 入山料は1人1回4,000円
- 午後2時から翌午前3時までの入山は山小屋宿泊が必要
- 静岡県では1日あたりの登山者数上限は設定されていません
- 入山証は個人ごとに発行され、1回の登録で最大9人分まで取得可能
- 年度ごとにアカウントがリセットされるため、前年度に使っていても新規登録が必要
このあたりのルール全体は、関連記事の「2026年 富士山の登山規制まとめ」でも詳しく解説しています。
FUJI NAVIの使い方【全体の流れ】
やることは大きく分けると次の5段階です。
- アプリを入れて新規登録する
- 事前学習を受けてテストに合格する
- 入山日・ルートを選んで入山料を支払う
- 入山証(QRコード)を表示して当日提示する
- リストバンドを受け取り、登山道入口で提示する
一見やることが多く見えますが、順番に進めれば難しくありません。ここからは実際の操作順に沿って見ていきます。

STEP 1:アプリをダウンロードする
まずはスマホに「静岡県FUJI NAVI」を入れます。
2026年の事前登録は5月8日から始まっています。アプリはApp StoreまたはGoogle Playから無料で入手できますが、検索で似た名前のアプリを探すより、公式ページから進むのが確実です。
インストールは、富士登山オフィシャルサイトの静岡県側案内やFUJI NAVI公式マニュアルから案内される導線で進むのがおすすめです。
富士登山の手続きはスマホ前提で進むので、登山当日に持っていく端末で登録しておくのがおすすめです。
STEP 2:新規登録する
アプリを開いたら、言語を選んで「新規登録」に進みます。
登録時に使う主な情報は以下です。
- メールアドレス
- パスワード
- 氏名
- 電話番号
- 居住国・都道府県
- 国籍
- 年齢
- 性別
- 富士登山回数
- 普段の運動習慣
登録メールアドレス宛に確認コードが届くので、コードを入力してログインすれば登録完了です。
新規登録で注意したいこと
- 確認メールを受け取れるアドレスを使う
- no-reply@mail.fujisan223registration.comからのメールを受信できるようにする
- 迷惑メールフォルダも確認する
- キャリアメールで届かない場合は、GmailなどのPC用メールアドレスも試す
- 前年度利用していても新規登録が必要
FUJI NAVIは、毎年そのままアカウントを引き継ぐ方式ではない点に注意です。
STEP 3:事前学習とテストを済ませる
ログイン後は、「富士登山について学ぶ」から事前学習ページに進みます。
その後、ページ下部の「テストを受ける」を押して、出題された問題に解答します。全問正解して合格すると次へ進めます。
これは単なるおまけではなく、安全登山のルール・マナーを理解したうえで入山するための必須手順です。
STEP 4:チケットを購入する
次に、アプリ内で入山証の取得手続きに進みます。
2026年の事前登録は5月8日から受付中です。開山前でも手続きできるので、ルート・入山日・山小屋予約の有無が決まっている人は、先にQRコード発行まで進めておくと当日の余裕ができます。
画面上では「新たにチケットを購入する」または「チケット追加」から始めます。
入力する内容は主に以下です。
- 登山形式(日帰り/宿泊)
- 登山ルート(富士宮・御殿場・須走)
- 人数(1回の登録で最大9人まで)
- 入山予定日
- 予約代表者氏名・電話番号
- 下山ルート
- 交通手段
- 山小屋予約の有無
- 山小屋名
- 入山予定時刻
- 目的地
- ツアー参加の有無
その後、注意事項とプライバシーポリシーに同意し、支払い方法を選んで1人1回4,000円の入山料を支払います。
STEP 5:登山者情報を入れてQRコードを発行する
支払いが終わっただけではまだ完了ではありません。
続けて「事前学習 登山者情報を入力する」を開き、その入山証を誰が使うかを設定します。
- 自分で使う
- 他の人が使う
自分が使うならそのまま自分用として登録します。代表者がまとめて取得した場合は、同行者に分配することもできます。
ここまで終わると、入山証のQRコードが表示できるようになります。
STEP 6:当日は登山口で入山証を見せる
登山当日は、FUJI NAVIアプリを開いて入山証を表示し、登山道入口の係員に提示します。
複数人分の入山証を持っている場合は、画面をスワイプして人数分を表示できます。
公式案内では、スクリーンショットなどで入山証を画像保存して登山口へ行くことも推奨されています。山では通信状況やスマホの動作が不安定になることもあるため、QRコードをすぐ出せる状態にしておくと安心です。
また、午後2時から翌午前3時までに入山する場合は、山小屋宿泊が必要です。この時間帯に通過する場合は、入山証の詳細画面に加えて、山小屋予約メールなど宿泊が確認できるものも見せられるようにしておきましょう。
入山証を提示した後は、現地でリストバンドを受け取ります。登山道入口では、このリストバンドをスタッフに提示して入山する流れです。
同行者に入山証を分配する方法
代表者が複数人分をまとめて取得した場合は、入山証を同行者へ分配できます。
流れはシンプルです。
- 分配したい入山証の「分配」をタップ
- 共有URLをコピーしてLINEやメールで送る
- 受け取った人がURLを開いてFUJI NAVIアプリを起動
- 「チケットを受け取る」から受領する
- 各自で事前学習・登山者情報入力を済ませる
グループ登山では便利ですが、最終的には使う本人ごとに情報入力とQRコード表示まで済ませておくのが大切です。
地図・通知機能の使い方
FUJI NAVIは手続きアプリとしてだけでなく、登山中のサポートにも使えます。
地図機能
アプリ内では、富士山エリアの地図を確認できます。
- 登山ルート
- コースタイム
- 現在の高度
- 山小屋
- 救護所
- インフォメーションセンター
- 現在地から目的地までの所要時間
などが表示され、アイコンをタップすると施設名や電話番号も確認できます。
プッシュ通知
通知をONにしておくと、富士山の緊急情報や気象情報を受け取れます。登山前だけでなく、当日も必ずONにしておきたい機能です。
位置情報
FUJI NAVIでは、富士山山頂から半径7km以内のエリアに限って位置情報の取得・送信が行われます。
登山中に位置情報を送るには、スマホの設定で位置情報を「常に許可」にしておく必要があります。さらに、登山中はアプリをバックグラウンドで起動したままにしておかないとGPS記録が取れません。
FUJI NAVIでつまずきやすいポイント
毎年同じアカウントで入れない
FUJI NAVIは年度ごとにアカウントがリセットされます。前年に使ったメールアドレスでも、シーズン開始後は改めて新規登録が必要です。
日帰り予定なのに14時を過ぎそう
静岡県の案内では、午後2時以降の入山には山小屋宿泊が必要です。渋滞などで到着が遅れそうな場合は、いったん現在の入山証をキャンセルし、山小屋を予約してから取り直す必要があります。
人数を間違えて登録した
人数変更は金額変更を伴うため、いったんキャンセルして正しい人数で再登録する案内になっています。グループで登る場合は、支払い前に人数をよく確認したほうが安心です。人数が増えるだけの場合は、増加分だけ別に入山手続きをする方法も案内されています。
登山日・ルート・日帰り/宿泊を変えたい
入山予定日の変更や予約情報の変更はアプリからできます。ただし、人数・登山ルート・日帰り/宿泊の区分を変更する場合は、購入済みの入山証をいったんキャンセルして、再度事前登録する案内になっています。
キャンセル料や払い戻し手数料はかからず、入山日当日までキャンセルできます。ただし、現地受付で認証した後はキャンセルできません。また、入山証の有効期間を過ぎると、自己都合による変更・キャンセルはできなくなります。
入山証の有効期間は、日帰り登山は入山予定日当日の13:59まで、宿泊登山は入山予定日当日の23:59までです。
スマホがない場合は?
公式案内では、スマホを持っていない場合は現地で手続き・支払いも可能とされています。ただし、現地ではルール・マナーの事前学習や書類作成、入山料の納付が必要になり、30分程度かかる案内です。繁忙期は順番待ちも考えられるため、かなり余裕を持って行動する必要があります。
FUJI NAVIを使う前に準備しておくもの
アプリ操作自体は簡単ですが、次のものがそろっているとスムーズです。
- 受信できるメールアドレス
- 支払い手段
- 利用ルートの決定
- 入山予定日
- 山小屋予約情報(宿泊の場合)
- 当日持っていくスマホ
富士山そのものの準備については、「富士山 初心者ガイド【2026年版】費用・山小屋・装備まとめ」もあわせて確認しておくと安心です。
まとめ
- FUJI NAVIは、静岡県側の富士宮・御殿場・須走ルートで必要になる公式アプリ
- 2026年の事前登録は5月8日から受付中
- 受付期間は2026年5月8日〜9月10日
- 2026年の静岡県側登山では、事前学習の修了、入山料4,000円の支払い、入山証の取得が必要
- 流れは新規登録 → 事前学習 → チケット購入 → QRコード表示 → 現地でリストバンド受け取りの順
- 14時〜翌3時の入山は山小屋宿泊が必要なので、宿泊予約の確認画面も見せられるようにしておく
- 事前登録者には、各登山口で記念品の缶バッチ配布も案内されている
- 登山中は通知ON・位置情報「常に許可」・アプリをバックグラウンド起動にしておくと安全面でも役立つ
FUJI NAVIは、単なる決済アプリではなく、静岡県側の富士登山を安全に進めるための入口です。登山前日に慌てないよう、早い段階で登録からQRコード表示まで済ませておくのがおすすめです。
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最終更新: 2026年5月15日 09:00
執筆・確認
山日記運営者
関東在住の登山愛好家。実際の山行記録と公式情報をもとに、登山ルート・装備・安全対策を整理しています。 登山道・交通・施設情報は変わるため、記事公開後も必要に応じて更新し、最新確認先も案内しています。
