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皇海山 登山ガイド|銀山平から庚申山・鋸山を歩く周回コースと庚申山荘、群馬側林道の通行止め【2026年版】

写真:Mass Ave 975, Wikimedia Commons(CC BY-SA 3.0)

·⛰ 皇海山 (2,144m)·栃木県・群馬県·難易度: 上級·⏱ 往復約12.5時間(日光市)

皇海山 登山ガイド|銀山平から庚申山・鋸山を歩く周回コースと庚申山荘、群馬側林道の通行止め【2026年版】

皇海山(2,144m)は、群馬側の林道が通行止めのため、現在は栃木県足尾の銀山平から庚申山・鋸山を経る周回が中心です。栃木県グレーディング(体力度7・難易度D)、庚申山荘の利用、日光市・沼田市の公式情報を整理します。

目次

  1. はじめに
  2. 結論:登山口は銀山平。群馬側は林道が通行止め
  3. 皇海山の基本情報
  4. 難易度:栃木県「山のグレーディング」で確認
  5. コースの流れ(銀山平から庚申山経由)
  6. 通行できない区間(日光市の案内)
  7. 庚申山荘の利用方法(日光市)
  8. アクセス
  9. 服装・装備
  10. シーズン
  11. 確認できなかった点
  12. まとめ
  13. 参考リンク
  14. 関連記事

はじめに

皇海山(すかいさん、2,144m)は、栃木県日光市と群馬県沼田市の県境にある日本百名山で、関東の百名山の中でも行程が長いことで知られます。日光市の公式観光サイトでは、足尾連山の主峰として紹介されています。

この記事は、2026年10月10日時点の公式情報(日光市・沼田市・栃木県)をもとに更新しました。以前の記事には、グレーディングの数値(行動時間と距離)を取り違えた記載があったため、栃木県の資料に合わせて修正しています。

皇海山と袈裟丸山の山並み
皇海山と袈裟丸山。写真:Mass Ave 975, Wikimedia Commons(CC BY-SA 3.0)

結論:登山口は銀山平。群馬側は林道が通行止め

  • 群馬側(皇海橋):沼田市の公式ページで、市道皇海線(根利栗原川林道)は「落石が発生したため、当面の間、通行止め」と案内されています。皇海橋へ車で向かう最短ルートは現在使えません
  • 栃木側(銀山平):日光市の公式観光サイトは、皇海山について「銀山平駐車場より7時間半、往復12時間半」と案内しています

以前は群馬側からの日帰りが定番でしたが、現在は上記のとおりです。復旧の見通しは公式ページに記載がないため、出発前に沼田市の交通規制ページを確認してください。

皇海山の基本情報

項目 内容
標高 2,144m
所在地 栃木県日光市・群馬県沼田市
登山口 銀山平(標高829m、栃木県の表より)
往復の目安 銀山平駐車場から往復12時間半(日光市観光サイト)
栃木県グレーディング 銀山平周回:体力度7・難易度D
避難小屋 庚申山荘(無料・予約不要・通年利用可)

難易度:栃木県「山のグレーディング」で確認

栃木県山岳遭難防止対策協議会の「山のグレーディング」(令和4年9月改訂、無雪期・天気良好時の評価)では、次のとおり評価されています。

ルート 体力度 難易度 標準コースタイム 距離 累積標高差(登り)
備前楯山(銀山平往復) 2 A 4.4時間 7.4km 0.64km
男体山(中宮祠往復) 3 B 6.3時間 8.3km 1.25km
庚申山(銀山平→庚申山荘→庚申山往復) 4 C 6.8時間 14.5km 1.57km
皇海山(銀山平→庚申山→皇海山→六林班峠→銀山平) 7 D 14.1時間 26.5km 2.61km
栃木県のグレーディングによるルート比較の棒グラフ。備前楯山7.4km、男体山8.3km、庚申山14.5km、皇海山の銀山平周回26.5km
栃木県のグレーディングから、ルート全長を比較した図。作成:山日記

皇海山の周回は、標準コースタイムが14.1時間、距離が26.5kmで、栃木県の表の中でも長いルートです。以前の記事では「距離14.1km・行動時間26.5」と逆に記載していたため、修正しました。表の注記には、「ルート中に宿泊施設はありますが、宿泊施設からの行程が長く」といった説明が付いています。日帰りで歩く場合は、早朝(深夜)発を前提にした計画が必要で、1泊で庚申山荘を使う計画も現実的な選択肢です。

コースの流れ(銀山平から庚申山経由)

日光市の「足尾の山歩き情報」では、庚申山コースが次のように紹介されています。

  1. 銀山平から庚申渓谷に沿った林道を進むと一の鳥居に着く
  2. 庚申七滝を見て、猿田彦神社の参道だった水ノ面沢沿いの山道を登る
  3. 鏡岩、夫婦蛙石、仁王門を過ぎ、石段を登ると猿田彦神社の跡地に出る
  4. まもなく庚申山荘。山荘から裏見の滝、一の門、大胎内を経て庚申山の頂上へ
  5. 庚申山頂上に展望はないが、5分ほど先に皇海山の展望地がある
半月山駐車場方面から見た、袈裟丸山と皇海山の険しい山肌が連なる景色
皇海山方面の山並み(半月山駐車場から)。写真:Koda6029, Wikimedia Commons(CC BY-SA 4.0)

庚申山から鋸山を経て皇海山へ向かい、六林班峠から銀山平へ戻るのが、栃木県のグレーディングに載る周回です。

不動沢のコルから見た鋸山のギザギザした稜線。手前に注意を促す看板が立っている
不動沢のコルから望む鋸山。写真:Koda6029, Wikimedia Commons(CC BY-SA 4.0)

通行できない区間(日光市の案内)

日光市のページには、「ヤシオ咲く庚申のみち(銀山平〜一の鳥居〜庚申山荘〜天下の見晴らし)」の歩道が被災したため、通行できない区間があると記載されています。猿田彦神社跡から庚申山に向かう場合は、庚申山荘方面へ進むよう案内されており、通行再開は未定です。詳しくは日光市のページの図と、栃木県県西環境森林事務所(0288-21-1180)で確認してください。

庚申山荘の利用方法(日光市)

日光市の案内(足尾の山歩き情報)と日光市観光サイトによると、2026年4月16日から避難小屋として利用が再開されています。

  • 利用料金:無料。予約不要、通年利用可
  • 寝具は10組程度あるが、各自シュラフを持参
  • 沢水は4月中旬〜12月上旬に引かれているが、滅菌されていないため煮沸が必要(令和8年4月16日現在使用可)
  • 管理人不在、食事の提供なし、電気なし
  • 山荘付近は日光国立公園の特別地域のため、テントの設営は禁止
  • トイレは、2026年6月30日に使用が再開されましたが、想定を超える利用で故障した経緯があり、携帯トイレの持参が呼びかけられています。山荘西側ベランダ下に携帯トイレ専用ブースが設置されています

入山時は、必ず登山者カードを提出するよう案内されています。

アクセス

銀山平は日光市足尾町にあります。日光市の観光サイトでは、登山口の銀山平駐車場からの行程時間が案内されていますが、バス・タクシーなど公共交通の詳細は、公式情報で確認できていません。周辺には国民宿舎かじか荘や銀山平のキャンプ場があり、前泊を検討する人も多いと思われます(営業状況は各施設で確認してください)。

服装・装備

皇海山は一般登山道を歩く山ですが、行程が長く、岩場もあります。

  • 登山靴・レインウェア・防寒着
  • ヘッドライト(日帰り・長時間行動では必携)
  • 飲料水(庚申山荘の水を使う場合は煮沸が必要)。行動食を多めに
  • シュラフ(庚申山荘泊の場合)、携帯トイレ
  • 地図アプリ(オフライン)、モバイルバッテリー

シーズン

栃木県のグレーディングの数値は「無雪期・天気良好時」の評価です。積雪期や悪天候では難しさが変わります。日光市のページで公式に示された通年の情報としては、庚申山荘が通年利用でき、沢水が4月中旬〜12月上旬に引かれているという点があります。日没が早くなる秋以降は、日帰りでは時間管理がより厳しくなります。

確認できなかった点

  • 群馬県側の林道の復旧見通し(沼田市は「当面の間」とのみ案内)
  • 銀山平への公共交通・駐車場の最新情報
  • 山頂付近の最新の登山道状況(崩落・通行止めなど)
  • 具体的な積雪時期(年により異なります)

まとめ

  • 皇海山の公式な目安は、銀山平から往復12時間半(日光市)
  • 栃木県のグレーディングは、周回で体力度7・難易度D、標準コースタイム14.1時間、距離26.5km
  • 群馬側の根利栗原川林道は落石で当面通行止め
  • 庚申山荘は無料の避難小屋(シュラフ・携帯トイレ・テント禁止などの条件あり)
  • 日帰りにこだわらず、庚申山荘を使った1泊も含めて計画を

参考リンク


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最終更新: 2026年10月12日 23:42

執筆・確認

山日記編集部

実際の山行記録や公的機関・自治体の最新情報をもとに、登山ルート・装備・安全対策をわかりやすく整理して発信しています。 登山道・交通・施設情報は変わるため、記事公開後も必要に応じて更新し、最新確認先も案内しています。

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