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関西から日帰りできる百名山まとめ【全16座】伊吹山・大台ヶ原から中部山岳まで、難易度・アクセスと晩秋の締め切り

写真:八経ヶ岳(大峰山の最高峰)。Mass Ave 975, Wikimedia Commons(CC BY-SA 3.0)

関西から日帰りできる百名山まとめ【全16座】伊吹山・大台ヶ原から中部山岳まで、難易度・アクセスと晩秋の締め切り

大阪・京都・神戸から日帰りで狙える日本百名山16座を、エリア・難易度・アクセス付きで一覧にしました。近畿にかかる伊吹山・大台ヶ原山・大峰山の注意点と、乗鞍岳のバス(10月31日まで)、剣山のリフト(11月30日まで)など2026年秋の運行終了・冬期閉鎖もまとめています。

目次

  1. 関西から日帰りで狙える百名山は16座
  2. 2026年秋、いつまで行ける?
  3. 3つのタイプで選ぶ
  4. 乗り物で高く上がれて、歩く時間が短い山
  5. 登山口から1日しっかり歩く山
  6. 移動も山も長い、経験者向けの山
  7. 関西から日帰りできる百名山 一覧
  8. エリアごとのポイント
  9. 近畿の3座:伊吹山・大台ヶ原山・大峰山
  10. 北陸の2座:荒島岳・白山
  11. 中国・四国の2座:大山・剣山
  12. 長野・岐阜の9座
  13. 晩秋の日帰りで気をつけること
  14. 下山は日没の2時間前までに
  15. 冷え込みと凍結
  16. クマと狩猟シーズン
  17. 登山届を出す
  18. この一覧に入れていない山
  19. まとめ
  20. 参考リンク
  21. 関連記事

関西から日帰りで狙える百名山は16座

大阪・京都・神戸から朝早く出て、その日のうちに帰って来られる日本百名山を、この記事では16座にしぼりました。目安は「登山口まで車でおおむね2〜4時間、山で歩く時間を足しても1日に収まるコースがあること」です。

最初に押さえておきたいのは、次の3つです。

  1. 近畿(三重を含む)にかかる百名山は、伊吹山・大台ヶ原山・大峰山の3座です。残りの13座は、北陸・鳥取・徳島・長野・岐阜へ足を延ばします
  2. 乗り物で標高を稼げる山(伊吹山・大台ヶ原山・剣山・乗鞍岳・霧ヶ峰・美ヶ原・木曽駒ヶ岳)から始めると、移動が長くても1日に収めやすくなります
  3. 10月中旬から11月は「締め切り」の季節です。バス・リフト・ドライブウェイが次々に営業を終え、道路の冬期閉鎖も始まります
京阪神を中心に、近畿・北陸・中国四国・長野岐阜の4エリアに分けた百名山16座の位置の模式図
16座のおおよその位置。作成:山日記

2026年秋、いつまで行ける?

秋の日帰り計画では、山そのものより先に「乗り物と道路がいつまで使えるか」を確かめる必要があります。各公式サイトで発表されている2026年の予定をまとめました。天候で早く終わることがあるので、出発前にもう一度確認してください。

山 終わるもの 2026年の予定
御嶽山 黒沢口・王滝口から剣ヶ峰への規制緩和 10月14日(水)正午まで
白山 白山室堂(山小屋)の営業 10月15日まで
乗鞍岳 畳平へのバス(岐阜側・長野側とも) 10月31日まで
霧ヶ峰 車山高原の展望リフト 11月3日まで(11月21〜23日も営業)
御嶽山 おんたけロープウェイ 11月8日まで
伊吹山 伊吹山ドライブウェイ 11月23日まで(11月24日から冬季閉鎖)
大台ヶ原山 直通バス「そらかぜ」 11月23日まで
剣山 剣山観光登山リフト 11月30日まで
八ヶ岳 美濃戸口へのバス 10月26日からは土日祝だけの運行

道路の冬期閉鎖は、まだ2026年の日程が発表されていないものが多くあります。参考までに前シーズンの実績を書いておきます。

  • 焼岳:上高地側の登山口〜焼岳小屋は、ハシゴを外すため冬は通行止め(前シーズンは2025年10月22日から。松本市)
  • 美ヶ原・霧ヶ峰:ビーナスラインの八島湿原から美ヶ原方面が冬期通行止め(前シーズンは2025年11月19日から)
  • 大台ヶ原山:大台ヶ原ドライブウェイが冬期通行止め(前シーズンは2025年12月1日から。駐車場とビジターセンターも閉鎖)
  • 大峰山:行者還トンネル西口へ向かう国道309号に冬期通行止め区間があります(天川村)
  • 恵那山:神坂峠へ通じる林道大谷霧ヶ原線は12月から冬期通行止め。10月21日の午前は橋の点検で通行止め

晩秋の山で何が閉まるのかは、晩秋の山は施設が次々閉まるでくわしく解説しています。

3つのタイプで選ぶ

16座は、どこまで乗り物で上がれるかで歩く時間が大きく変わります。体力と経験に合わせて選んでください。

乗り物で高く上がれて、歩く時間が短い山

  • 伊吹山:ドライブウェイ終点(山頂駐車場)から山頂まで、中央登山道なら約20分(米原市)
  • 大台ヶ原山:駐車場から東大台を1周して約9km・約4時間(上北山村)
  • 剣山:リフトで西島まで約15分、そこから山頂まで歩いて約1時間
  • 乗鞍岳:バスで畳平まで上がり、最高峰の剣ヶ峰を往復
  • 霧ヶ峰・美ヶ原:高原の道路やリフトを使って、なだらかな台地を歩く
  • 木曽駒ヶ岳:バスとロープウェイで標高2,612mの千畳敷へ上がり、山頂を往復
ササ原の尾根の先に続く剣山の山頂部
次郎笈から見た剣山。リフトを使えば山頂までの歩きは短くなります。写真:As6673, Wikimedia Commons(パブリックドメイン)

登山口から1日しっかり歩く山

  • 荒島岳:勝原コースで登り約3時間30分・下り約2時間30分(大野市)。JRの駅から歩き出せる百名山です
  • 大山:大山寺の夏山登山道から、山頂の弥山(1,709m)を往復
  • 大峰山:行者還トンネル西口から、近畿最高峰の八経ヶ岳(1,915m)を往復
  • 蓼科山:七合目登山口などから、岩が積み重なった山頂へ
  • 恵那山:最短の広河原ルートでも往復約7時間10分(中津川市)。1日がかりになります

移動も山も長い、経験者向けの山

  • 白山:登山口の別当出合まで遠く、山頂の御前峰まで標高差も大きい山です
  • 御嶽山:活火山です。2026年は10月14日正午で剣ヶ峰への規制緩和が終わります
  • 焼岳:活火山で、登れるのは北峰(2,444m)までです
  • 八ヶ岳(赤岳):岩場や鎖のある長いコースです。関西から日帰りすると、深夜に出発する計画になりがちです

関西から日帰りできる百名山 一覧

エリア・難易度・交通手段で絞り込めます。山名にリンクがある山は、山日記の登山ガイドで詳しく解説しています。

  • No:深田久弥『日本百名山』に収められた順番です
  • 標高:その山の最高点です。大山(弥山1,709m)と焼岳(北峰2,444m)は、最高点まで登れません
  • 難易度:★1=乗り物で高く上がれて歩きが短い、★2=初級〜中級の日帰り、★3=行動時間が長い・規制や準備が必要、★4=岩場・鎖があり総行動時間が非常に長い
  • 交通:🚃🚗=電車・バスでも行ける、🚗=マイカーが現実的
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エリアごとのポイント

近畿の3座:伊吹山・大台ヶ原山・大峰山

雪をかぶった伊吹山と、その手前を走る新幹線
冬の伊吹山と東海道新幹線。写真:kazu2011, Wikimedia Commons(CC BY-SA 3.0)

伊吹山(1,377m)は、名神高速の関ケ原ICに近く、京都・滋賀から特に行きやすい百名山です。ただし、豪雨による崩落と治山工事のため、米原市側の麓からの入山は禁止されています。いま歩けるのは、伊吹山ドライブウェイの終点(山頂駐車場)から山頂への周遊道(西・中央・東登山道。東登山道は下り専用)だけです。ドライブウェイは普通車の往復で3,400円、2026年は11月23日までの営業予定です。くわしくは伊吹山の登山ガイドをご覧ください。

大台ヶ原山(日出ヶ岳1,695m)は、駐車場から東大台を1周するコースが定番です。東大台にトイレはないので、出発前にビジターセンター駐車場のトイレを使います。西大台に入るには、事前の手続きとレクチャーが必要です。電車で行く場合は、近鉄大和八木駅・橿原神宮前駅から出る予約制の直通バス「そらかぜ」(2026年は11月23日まで)を使います。大台ヶ原山の登山ガイドもあわせてどうぞ。

大峰山は、最高峰の八経ヶ岳(1,915m)を目指すのが一般的です。宗教上の理由で女人禁制となっているのは山上ヶ岳一帯(大峯大橋・五番関・阿弥陀ヶ森・レンゲ辻の女人結界門の内側)です。八経ヶ岳は女性も登れます。最短の行者還トンネル西口へは国道309号を通ります。道幅が狭く、途中の白倉トンネルには高さ2.6m・長さ7mまでの制限があり、冬は通行止めになる区間もあります(天川村)。

北陸の2座:荒島岳・白山

雪が残る荒島岳の山頂部と、深い谷に落ちる尾根
4月の荒島岳(杓子岳から)。写真:alpsdake, Wikimedia Commons(パブリックドメイン)

荒島岳(1,523m)は、福井県でただひとつの百名山です。JR越美北線の勝原駅から登山口まで歩けるので、電車でも日帰りを計画できます。山頂からは白山がよく見え、秋はブナ林が色づきます。詳しくは荒島岳の登山ガイドへ。

白山(御前峰2,702m)は、16座のなかでも移動と行動時間がともに長い山です。夏から秋の規制日には、市ノ瀬から別当出合までマイカーが入れず、シャトルバスに乗り換えます(石川県)。山頂近くの白山室堂は10月15日で営業を終えるので、晩秋は山の上で頼れる施設がなくなります。

中国・四国の2座:大山・剣山

雪で白くなった大山と、手前の林と湖
冬の大山(北西側から)。写真:mstk east, Wikimedia Commons(CC BY 2.0)

鳥取県の大山(だいせん)は、神奈川県の大山(丹沢・おおやま)とは別の山です。最高点は剣ヶ峰(1,729m)ですが、そこへの縦走路は崩落が激しく危険なため、鳥取県は利用を控えるよう呼びかけています。一般的な山頂は第二峰の弥山(1,709m)です。電車なら、JR米子駅から日本交通の「観光道路経由 本宮・大山線」で大山寺へ向かいます。登山届は、大山寺周辺などのポストで出せます。

剣山(1,955m)は、見ノ越から西島まで登山リフト(約15分)で上がれます。2026年のリフトは11月30日まで、料金は大人往復2,300円です。JR貞光駅や阿波池田方面からの登山バスは、土日祝を中心とした季節運行です。

長野・岐阜の9座

中央道や長野道を使う山が9座あります。いずれも山日記に個別のガイドがあるので、計画のときに参考にしてください。

  • 乗鞍岳:マイカーは畳平まで入れず、岐阜側はほおのき平、長野側は乗鞍高原からバスに乗ります(2026年は10月31日まで)
  • 木曽駒ヶ岳:マイカーは菅の台バスセンターまで。そこからバスとロープウェイで千畳敷へ上がります
  • 御嶽山:噴火警戒レベル1(活火山であることに留意)。立入規制の範囲は木曽町・王滝村の発表を確認します
  • 霧ヶ峰・美ヶ原:ビーナスラインでアクセスする高原の百名山です
  • 蓼科山・八ヶ岳:茅野市側から入る山です。赤岳は岩場のある上級コースです
  • 恵那山・焼岳:林道や登山道の通行止めを、出発前に確かめてください

晩秋の日帰りで気をつけること

下山は日没の2時間前までに

大阪の日の入りは、10月中旬で17時20分ごろ、11月下旬には16時50分ごろになります。関西から日帰りする場合、登山口に着くのが遅くなりがちです。下山の時刻を先に決め、間に合わなければ山頂の手前でも引き返すつもりで計画しましょう。ヘッドランプは日帰りでも必ず持ちます(秋の日没とヘッドランプ)。

冷え込みと凍結

10月後半になると、2,000mを超える山では雪や霜が降りることがあります。防寒着と手袋に加えて、山によっては軽アイゼンやチェーンスパイクも必要です(低体温症の予防、凍結した登山道の歩き方)。

クマと狩猟シーズン

紀伊山地や中部の山は、ツキノワグマの生息地です。クマ鈴などの音が出るものを身につけましょう(クマ鈴は必要?)。11月15日からは多くの地域で狩猟期間に入るので、目立つ色の服を選びます(狩猟シーズン中の登山注意)。

登山届を出す

長野県や岐阜県には、条例で登山計画書(登山届)の提出が義務になっている山域があります。そうでない山でも、移動が長い日帰りほど、登山届を出し、行き先と下山予定を家族にも伝えておきましょう。

この一覧に入れていない山

  • 石鎚山(愛媛県):関西からは往復の移動がとても長く、前日に泊まる計画のほうが安全です
  • 槍ヶ岳・穂高岳など北アルプスの奥の山:登山口から山頂まで遠く、関西から日帰りする計画には向きません

まとめ

  • 関西から日帰りで狙える百名山は、この記事の基準で16座。近畿にかかるのは伊吹山・大台ヶ原山・大峰山の3座
  • 初めてなら、乗り物で高く上がれる伊吹山・大台ヶ原山・剣山・乗鞍岳・霧ヶ峰・美ヶ原・木曽駒ヶ岳が計画しやすい
  • 伊吹山は麓からの入山禁止、大山は弥山まで、焼岳は北峰まで、御嶽山は規制の範囲を確認
  • 2026年秋は、乗鞍岳のバスが10月31日、伊吹山ドライブウェイと大台ヶ原の直通バスが11月23日、剣山のリフトが11月30日まで
  • 日没が早い季節なので、下山時刻を先に決めてから出かける

参考リンク

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最終更新: 2026年10月13日 01:21

執筆・確認

山日記編集部

実際の山行記録や公的機関・自治体の最新情報をもとに、登山ルート・装備・安全対策をわかりやすく整理して発信しています。 登山道・交通・施設情報は変わるため、記事公開後も必要に応じて更新し、最新確認先も案内しています。

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